前世少女的な時代背景と、「ぼく地球」

ぼくの地球を守って」という漫画をご存知だろうか。

前世と現世が絡み合う、近未来(とは言っても1999年)サスペンス、というかエスパーものだ。

この作品を読んだ当時、私は中学生だった。なんとなく買ったら、すごく面白かったのだ。

 

なぜこの作品の話かといえば、ふと思い出しただけだったりする。

そして、その時代背景というか、当時のオカルト系で「前世少女」が大量発生していた、というものがあった。

『トワイライトゾーン』読者ページの“前世少女”年表 - ちゆ12歳

この記事を読んだ当時は、「僕の地球を守って」のことは思い出さなかったのだが、後々考えると、仲間が見つける手段は前世少女達と一緒だった。

だからああいう描写になったんだなぁ、なんてことも一緒に思い出した。

 

この漫画を読んで、「私の前世は何なのかしら★ミミ」なんて妄想をした時代もあった。

ヲタ属性はドラクエ・FFで培われていたし、なんかエスパー的な力が・・・!?なんて妄想も頭にはたくさんあった。

むしろ今もあるくらいだ。だからこそTRPGで遊んだり、占い師という職についているのだと思う。

ちなみに鏡リュウジ先生はファンタジーが大好きだそうで、時代が時代だったら・・・と思わなくもない。

 

ぼくの地球を守って」では、実際に前世が現世に多大な影響を与える。

前世で使えたESP能力は現世でも使うことができるし、過去の妄執に囚われたりなど、決して楽しいことばかりではない。

それもロマン。妄想の具現化。

占い師をやっていると、前世なんぞ何のタシにもならんということが、身にしみてしまう。「あなたは前世では王様でした」といわれても、喜ぶのはつかの間、今は王様ではなく一般市民なわけで、結局現実と戦うことには変わりないのである。

それでもやっぱり自分の前世は見たいと思うし、それにドラマ性があったらいいな、という欲求はあったりするわけで。

 

前世少女的なことが関連付けられたら、ネタがわかってナルホド!と思ったというだけの、そんなお話。

 

ぼくの地球を守って (第1巻) (白泉社文庫)

ぼくの地球を守って (第1巻) (白泉社文庫)